研究課題/領域番号 |
16K17071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
BOYLE EDWARD 九州大学, 法学研究院, 助教 (30760459)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 国境 / 国家 / 脱領域化 / グローバル化 / スケール / 国家空間 / 空間認識 / 地図作成 / マルティスケール / 国境概念 / 多層化 / 領土理論 |
研究成果の概要 |
本研究は、グローバル化における日本の国境の研究から得た知見を基に、近代における領土や国境の多層的な性格を基礎とする普遍的に応用できる理論を構築することを目指した。この研究助成により、日本における国境管理や政策について、多くの国際学会で報告する機会を与えられ、国境や境界研究の国際的ネットワークからも多くの意見をもらうことができた。また、世界各地における国境管理や境界をめぐる現状と将来について、日本の現実と経験が、グローバルに展開されている対話の中で、その重要性を増すようになったことも一つの成果である。引き続き日本における国境概念やその管理について、歴史的かつ現代的意義を追及することを試みる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、欧米の境界研究理論・方法論を日本の国境実態との兼ね合いで再検討し、国境というグローバル化において動静されつつ政治空間の創出に対しての新局面を分析できる理論を発展することを試みた。理論研究と実証研究との有機的連帯を図りつつ、グローバル化における国境への展望を示すことが、日本における境界研究の国際的地位を向上させるのみならず、政治(地理・経済)学研究、国際関係論研究、移民研究などに対する重要な理論的インパクトを与えることができた。ここに、本研究成果の学術的意義と社会的意義が存在する。
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