研究課題/領域番号 |
16K17080
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
陣内 了 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (50765617)
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研究協力者 |
ゲロンキンターナ パブロ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 経済成長 / 景気循環 / 世界同時大不況 / 金融 / 大不況 / 流動性 / バブル / マクロ経済学 |
研究成果の概要 |
短期の経済変動と長期の経済成長を統一的に理解するための経済モデルを開発した。応用として2000年代後半の世界同時大不況とそれに続く景気回復期の経済成長率の低さの要因を、開発した経済モデルと統計的な手法を用いて分析した。他に、経済成長理論と景気循環理論のこれまでの研究の流れを俯瞰し、それらを統合したモデルから得られる理論的な予測をまとめた論文を執筆した。口頭発表も積極的に行い、研究成果の発信にも努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果はマクロ経済学研究において考慮すべき重要な要因は何かという問に対し一定の答えを出した。つまり、金融市場や研究開発、人的投資といった要因を真剣に検討することが、現実の経済を理解する上で重要であることを示した。得られた結果は、経済政策の効果や、その経済厚生への含意を考える際にも重要である。今後、人口減少が加速する我が国において経済成長を高めるためにはどのような政策をとれば良いか、そのためのコストはどのくらいか、また、政策によって生じるリスクはあるか、などを考える上でも、重要な示唆を与える。
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