研究課題/領域番号 |
16K17086
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
宮崎 浩一 香川大学, 経済学部, 准教授 (80749713)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 出生行動 / 金融市場の不完備性 / 重複多世代モデル / 借入制約 / 賦課方式の年金制度 / 人的資本投資 / 外生的な借入制約 / 内生的な借入制約 / 引退行動 / 出生率 / 子育て支援制度 / 経済理論 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
一つ目の成果は、出生行動と老年世代の引退時期が内生的に決まる場合における最適な年金制度と育児手当の設計を特徴づけた。この研究成果は老年世代の労働供給行動(引退行動)が最適な制度設計の形に大きく影響することを示した。
二つ目の成果は、借入制約が出生率にどのような影響を与えるのか理論分析をした。そこでは借り入れがしにくいほど出生率が上がる可能性を示した。借り入れのしやすさは出生行動に正の影響を与えるが、資本蓄積にはマイナスの影響が及ぶ。これらのトレードオフが最適な金融市場の「不完全度」を決定することを示した。
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