研究課題/領域番号 |
16K17095
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 同志社大学 (2017-2019) 神戸大学 (2016) |
研究代表者 |
久松 太郎 同志社大学, 商学部, 准教授 (60550986)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | トレンズ / リカード / 貿易政策思想 / Torrens / The Ricardian model / Quantitative method / Say’s law / General glut / ロバート・トレンズ / トレンズ=シーニア論争 / リカード・モデル / セー法則 / 機械輸出問題 / 動学均衡成長 / 比較優位の原理 / 機械 / 成長 / 経済政策 / 思想史 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
本研究では主に次のことが示された。第1に、トレンズの経済成長理論がリカードのものとして再構築されていた動学均衡成長を包摂していること、第2に、トレンズが国際貿易のリカード・モデルの創造に大きくかかわっており、彼の貿易論がリカード本人の貿易理論の再考に影響を与えた可能性があったことである。また共同研究では、トレンズおよび彼の論敵との貿易政策論争の概要が示され、加えて彼の不均衡生産による一般的停滞論の理論的説明が与えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の当初の目的は、1830~40年代における経済政策に重要な提言をなしたロバート・トレンズの貿易と植民に関する理論と政策を分析することであった。最終的には、この枠組みを超えてトレンズの貿易、経済成長、方法論等の多面的な研究が遂行された。彼の経済成長理論に関する研究は経済学史の分野で国際的に著名な学術誌に掲載され、貿易理論に関する研究は国際コンファレンスで発表された。また貿易政策に関する研究およびそこから派生した研究の成果は、国際共同研究として国際コンファレンスで発表された。
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