研究課題/領域番号 |
16K17103
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済統計
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研究機関 | 東京経済大学 (2017-2018) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
木下 亮 東京経済大学, 経営学部, 講師 (10732323)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 計量ファイナンス / 計量経済学 / リスクプレミアム / 時系列分析 / ファイナンス / 経済統計学 / 実証ファイナンス |
研究成果の概要 |
資産価格は、投資家の資産に対する収益への期待やリスク選好等を反映する。本研究では、資産価格と経済変数のデータを用いて動学モデルを推定し、市場で取引されるリスクの要因の抽出と定量化を行う。具体的にはリスクファクターのリスクプレミアム及びリスクの価格の推定と、それらに対応する投資家の選好パラメータの推定である。これらの分析に対して応用可能な統計手法の提案及び国内株式データを用いた実証分析に取り組んだ。配当と株価等を用いた因果性測度を用いた時系列分析、従来の株式のリスクプレミアムに関するクロスセクション分析に経済モデルを組み込んだモデルの推定等を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
資産価格には、投資家が持つ収益への期待やリスク選好が反映される。資産価格と経済変数のデータから、期待やリスク選好に関わる要因を抽出することができれば、企業や投資家の意思決定及び経済理論のモデリングに役立つと考えられる。これらを明らかにするためには、資産価格の変動、将来の経済状況や企業の業績に関する定量的な分析が必要である。本研究では、統計分析と資産価格理論の両方の観点から、実証分析に取り組んだ。また、資産価格理論と整合的な実証結果を得ることができない場合の原因の調査の一つとして、推定量の統計的性質の検証を行った。
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