研究課題/領域番号 |
16K17118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 亜細亜大学 |
研究代表者 |
猪原 龍介 亜細亜大学, 経済学部, 准教授 (20404808)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 労働力の異質性 / 集積の経済学 / 地域間で差別化された労働者 / 異質性の持続可能性 / 異質性への寛容度 / 空間経済学 / 労働力 / 異質性 / 寛容性 |
研究成果の概要 |
都市形成の一因として、様々な地域から異質な労働者が集まることで生産性が向上することが指摘される。 しかし長期的には労働者が一都市に集中すると労働者の異質性が失われ、生産性が低下することが懸念される。出身地に応じて差別化される労働者の立地行動を、2地域非重複世代モデルを用いて分析した結果、労働者が世代交代を通じて徐々に一方の地域に集中化し、労働力の異質性が低下することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後、東京や大阪では流入人口が減少しており、地元出身者比率が増加する傾向にあることが戸籍統計などから読み取れる。これは、日本の大都市圏において労働力が固着化し、労働市場における労働者の多様性が低下していることを示唆している。東京の生産性や創造性を支える労働者の異質性を維持するためには、労働者の出身地の多様性を維持することが必要であり、そのために地方経済を持続可能なものとすることが必要と言える。
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