研究課題/領域番号 |
16K17162
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 一橋大学 (2019) 東京大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
吉岡 徹 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 講師 (60771277)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イノベーション / デザイン / 発明 / 特許分析 / 技術イノベーション / デザイン開発 / デザインマネジメント / イノベーションマネジメント / デザイン活動の計測 / 意匠権 / 工業デザイン / 知的財産 / デザイン・エンジニア / 技術経営 |
研究成果の概要 |
本研究は、技術開発への貢献を行ったデザイナーに焦点を当て、デザインにも技術開発にも寄与するデザイナーはどのような寄与をし、どのような条件・環境でそのような寄与ができたのかを探求した。その方法の前提として、意匠登録データはデザイン面のイノベーションを的確に捉えられているのかを探求し、これが有効な計測指標であることを確認した。その上で、デザイン賞受賞製品のデザイナーが発明の創出に関わった事例を特定し、(1)質の高い着想、(2)技術課題の設定、(3)組織を超えた技術の橋渡し、を通じた寄与を行っていることが示唆される結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はなぜデザイナー的志向がイノベーションを生み出すのかについて迫ることができた。具体的には、他人が気が付かない需要への気付き、そして、組織を越えた活動に要因があることが推測された。さらに学術的には、本研究が意匠データによる書誌情報分析の基盤を提供したことの価値が大きい。本研究によって意匠制度の差異の影響は研究上大きな影響を及ぼすものではなく、各国の意匠登録データが有効であることが確認できた。これは特に豊富な書誌情報がある日本の意匠データを使った分析結果が国際的な一般化可能性があることを補強する傍証となる。
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