研究課題/領域番号 |
16K17166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 一橋大学 (2018) 神戸大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
遠藤 貴宏 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (20649321)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 制度 / ロビー / 文化性 / 利害関心 / 企業 / 非市場戦略 / 実施 / 日本 / 出版 / 制度論 / 商慣行 / 政府と企業 / 正当性 / コンテキスト / 正当化 / 経営学 |
研究成果の概要 |
企業に関する市場戦略といえば、どのような製品やサービスを、どのように提供するのかということである。この点に関しての研究は、かなりの蓄積がある。対して、企業が市場外でどのような活動を行なっているのかという点については、その実務的および学術的な重要性にも関わらず研究がほとんど蓄積されていない。 本研究では、企業がどのように市場外での戦略、特に規制への働きかけを行うのかという点に注目して研究を行なった。主たる成果は、次のようにまとめられる。企業は「自己利益最大化」という観点から規制への働きかけを行わず、公共性や文化性といった「社会的なインパクトのある事項」と結びつけて、非市場戦略を実施し得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業の果たす役割は、多岐にわたってきており、企業活動について包括的に理解することの意義は高まっていると言えるだろう。企業の活動というと、通常は製品やサービスの提供という観点でのみ考えるという傾向が、広く世の中には行き渡っているように見える。
しかし、企業は製品やサービスを提供するためのルールの策定という点でも、大きな役割を果たしている。この点についての理解の重要性を指摘しているのが本研究である。
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