研究課題/領域番号 |
16K17180
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 法政大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
永山 晋 法政大学, 経営学部, 准教授 (10639313)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 社会ネットワーク / コミュニティ / ネットワーク・ダイナミクス / 創造性 / イノベーション / クリエイティブ産業 / 音楽産業 / 経験 / 自然言語 / クリエイティビティ / 知識 / クリエイター |
研究成果の概要 |
本研究は「コミュニティの融合と分裂」というネットワークの変化パターンとクリエイターの創造的パフォーマンスの関係を定量的に明らかにすることを目的とした。コミュニティ融合とは個々の独立したコミュニティが一つへと融合していくネットワークの動態的変化であり、コミュニティ分裂とは特定コミュニティが個々の独立したコミュニティに分裂していく変化である。本研究は日本の音楽クリエイターの時系列データから、個々のクリエイターが経験する融合したコミュニティ数とコミュニティの分裂数を測定した。分析の結果、コミュニティの融合数は創造的パフォーマンスと逆U字関係である一方、コミュニティの分裂数はU字関係であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会学、経営学を中心に、創造性を促す様々な人的ネットワークの構造が明らかにされてきた。一方、創造性を左右する「ネットワークの変化のパターン」については研究が限られている。人的ネットワークは逐次変化していくため、特定時点の構造だけでなく、ネットワークの変化の仕方も創造性に影響を与える可能性がある。そこで本研究は、音楽産業のデータを分析し、クリエイターの創造的成果を促すネットワークの変化として、コミュニティの融合と分裂という2つのパターンを提示した。当発見はいかなるネットワークの変化に直面すれば創造性を発揮できるかについての示唆を与える。
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