研究課題/領域番号 |
16K17181
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 釧路公立大学 (2018-2019) 早稲田大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
松野 奈都子 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (40732475)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | NPOと企業の協働 / フレーミング / 価値観の共有 / フレーム / 資源依存理論 / NPOと企業のパートナーシップ / resourcing / 資源の価値 / 組織間関係 / 情動 / NPO / 資源依存パースペクティヴ / センスメーキング / 誇り / 経営学 / 非営利組織 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、実体験とそれによって生じた自己意識的感情が、NPOと企業のパートナーシップにおける共通認識の形成を促進することを解明したことである。フレーミングは、共通認識となる特定のフレームの形成を促す活動である。先行研究では、フレーミングの主体が提示するフレームの顕著さと信頼性が向上すると共通認識が形成されることが指摘されてきた。しかし、非言語的コミュニケーションの影響は十分に検討されてこなかった。本研究では、実体験と自己意識的感情が、フレームの顕著さと信頼性を向上させ、共通認識の形成を促進することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な学術的意義は、フレーミングにおける非言語的コミュニケーションの影響を明らかにした点である。本研究は、従来の研究が見落としてきた実体験のような非言語的コミュニケーションや自己意識的感情が、共通認識の形成を促進することを明らかにした。 NPOと企業のパートナーップは異質性の高い組織間関係であるため、単なる情報の交換のみでなく、様々なコミュニケーション方法によってパートナー間の共通認識を形成していく必要がある。非言語的コミュニケーションの影響が明らかになったことで、パートナー間で非言語的コミュニケーションを含む相互作用の場を提供することが有用である可能性が示唆された。
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