研究課題/領域番号 |
16K17184
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 九州大学 (2018) 椙山女学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
中本 龍市 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (80616136)
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研究協力者 |
野口 寛樹
井畑 陽平
陳 浩政
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 経営学 / 国際経営 / 組織構造 / 子会社 / 本国本社 / 国際化 / 海外子会社 / 資源動員 / 組織間関係 / 正当性 / 機能別組織 / 制度論 / 医薬品 / 組織 / 分化と統合 |
研究成果の概要 |
既存研究の限界は、本社側のグローバル統合のための全世界的な組織構造を扱っており、子会社側が主体的にどのように組織構造を形成するのかについては見過ごされたきたことにあった。そこで、本研究の目的は、①海外子会社側の主体的な組織構造形成、変革と制度化のプロセスと、②これらの組織構造形成にかんする海外子会社側の活動と本社側の相互作用のメカニズム、を明らかにすることである。医薬品企業ならびに、国内での海外子会社の活動を定量的に把握するために、産業内と産業間ならびに、国際比較研究のためのデータベースを用いたデータの分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、次の通りであると考える。第一に、国際化のプロセスにおける組織の構造的側面に着目する点である。第二に、経営史的な視点を導入し経時的、動態的分析を実施できる点である。つまり、長期的にデータを取得し、回顧的に確からしい定性的、定量的な実証データを収集することが可能である点である。第三に、産業内ならびに産業横断的の国際比較研究を実施する点である。 社会的意義は、欧米の多国籍企業が国際化モデルとされてきたが、日本企業の国際化の組織作りがどのようになされているのかは、議論されてこなかった点にある。
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