研究課題/領域番号 |
16K17194
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
森村 文一 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80582527)
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研究協力者 |
Herstatt Cornelius Hamburg University of Technology
Tiwari Rajnish Hamburg University of Technology
Buse Stephan Hamburg University of Technology
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | サービスオペレーション / サービスデザイン / 技術仲介サービス / 技術受容 / イノベーションへの抵抗 / 期待 / 目標 / 顧客満足度 / 技術受容モデル / 消費者意思決定プロセス / サービス生産性 / 技術利用 / セルフサービス技術 / サービス / 役割知覚 / イノベーション / 顧客満足 / 待ち知覚 / サービスマネジメント / 小売オペレーション / セルフレジ / 商学 |
研究成果の概要 |
この研究では,次の成果が得られた。1つ目は,サービス利用までの待ちの中で知覚する,従業員の不公正な対応はサービスの魅力を著しく下げ,満足度を下げる。そして,他の選択肢としての技術的なサービスに顧客が高い期待を持つとき,この負の影響が大きいことが分かった。 2つ目は,サービスデザインによって,顧客が技術的なサービスを使うに至るメカニズムが異なる。特に機能などを絞ったサービスでは,顧客が知識を持っている場合,リスク知覚が採用を妨げることが分かった。この研究全体を通して,1)従業員と技術の役割,2)顧客の特性や役割,3)サービスの機能やパフォーマンスの範囲,を包括的に考える方法を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サービスに技術を導入し,オペレーションや人的資源を最適化し,生産性と顧客満足度を向上させることはサービスマネジメントの研究と実務において大きな関心事である。これについて本研究は次の意義を持つ。1つ目は,従業員の不公正な対応がサービスに感じる魅力を下げ,結果として顧客満足度が下がることを明らかにしたことである。加えて,この負の影響は,顧客が技術サービスに期待する場合,大きくなることを示した。2つ目は,サービスデザインによって,技術サービスの採用に至るメカニズムが異なることを発見したことである。サービスの機能やパフォーマンスを顧客ニーズに合わせた場合,技術サービスによりリスクを感じることを示した。
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