研究課題/領域番号 |
16K17195
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
松田 温郎 山口大学, 経済学部, 准教授 (60632693)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 小売業 / 品揃え / 商品取り扱い技術 / 参与観察 / ライフストーリー / 品揃え形成 / 品揃え物 / 商品取扱い技術 / 商人家族 / 商学 |
研究成果の概要 |
小規模小売業者の経営実践を理論的に理解することを目的として調査を実施した。調査方法は参与観察およびライフストーリーインタビューである。調査協力者は4社の青果店および1社の食料品店である。調査・分析に用いた理論は品揃えおよび商品取り扱い技術に関する商業理論である。 調査の結果、品揃えと商品取り扱い技術に関する理論的枠組みを構築することができた。まず、品揃えについては品揃えの状態に着目して理論化し、計画的品揃、適応的品揃え、解消的品揃えの概念を提示した。次に、商品取り扱い技術を分析技術と販売技術に細分化し、それぞれが行使される根拠情報として在庫情報と顧客情報を位置付けた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって、60年以上前から学会に蓄積されてきた商業理論について、一般理論から中範囲の理論へと展開することができた。また、その際の調査手法として、参与観察とライフストーリーインタビューの有効性を示すことができた。これらの成果は、日本商業学会において学会賞(奨励賞)として評価されている。 さらに、実務家を対象とした雑誌への寄稿および講演などを通じて、広く社会的な貢献を果たしている。
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