研究課題/領域番号 |
16K17208
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 和歌山大学 (2019) 尾道市立大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
藤原 靖也 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (10756175)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 目標整合性 / 専門職 / 認知 / 管理会計 / 目標一致 / コンテクスト / 文献レビュー / 会計学 / 管理会計論 |
研究成果の概要 |
専門職組織における目標整合性に資する要因を検討するため,本研究では主に以下の2点に着目し検討を行った。第1は,会計情報に対する専門職の認知構造は他の専門職と同様にとらえてよいか,つまり一般化しうるものか否かである。第2は,認知的な不協和があったとしても組織がどのようにコントロールすれば目標整合性を担保できるのか,である。研究結果は,第1に,どの専門職の認知構造も異なる次元であることは一般化されうることが示されていた。第2に,目標整合性をはかるためには認知的な調和が必要不可欠であり,専門職の認知を無視した管理会計システムの採用は組織経営において深刻な逆機能を生むことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,近年重要な役割を担っている無形資産の1つである専門職知識を有する人材を,組織としていかにコントロールすべきかという課題に関連するものである。専門職が認知的不協和を起こすことはストレスを招くばかりでなくモチベーションを失わせ離職につながりうるものの,組織にとっては専門的知識を有する人材は必要である。その点において,管理会計システムの活用方法いかんによっては仕組みによるマネジメントが有効となることを示唆していた点にある。
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