研究課題/領域番号 |
16K17217
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
奈良 沙織 明治大学, 商学部, 専任准教授 (40642880)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 業績予想 / アナリスト / アナリスト・カバレッジ / アナリスト予想 / 経営者予想 / ディスクロージャー / 価値関連性 / アナリストカバレッジ / 投資家 / ガバナンス / 企業価値 |
研究成果の概要 |
本研究は日本市場を研究の対象とし、企業の資金調達方法や企業規模といった企業特性やディスクロージャーが株式アナリストの調査に及ぼす影響、株式アナリストの調査活動が株式市場に与える影響などについて研究を行った。研究の結果、資金調達を株式に依存する企業や企業規模が大きい企業ではアナリストの果たす役割が大きくなっており、こうした企業ではアナリスト予想の精度が高く、株価にアナリスト予想の情報が良く織り込まれていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本企業が投資家との対話を強化するなかで、企業と投資家、株式市場をつなぐ第3者としてアナリストの役割は今後ますます重要になると考えられる。本研究では、アナリストの調査活動が発揮されている企業の特徴について、一端ではあるが明らかにすることができた。さらに、より精度の高いアナリスト予想を入手できる企業では経営者予想よりもアナリスト予想が参照される傾向があることを示した。こうしたことから、アナリストは企業の業績予想を上回る情報価値を提供できる可能性があり、アナリストを育成・増やしていく必要性の根拠を示すことができたと考える。
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