研究課題/領域番号 |
16K17233
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
土屋 敦 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (80507822)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 子どもの貧困 / 社会的養護 / 歴史社会学 / 子ども社会学 / 福祉社会学 / 施設養護 / 里親委託 / ライフヒストリー / 児童養護 / 家族社会学 / 児童養護施設 / 乳児院 / 社会学 / 子どもの人権 |
研究成果の概要 |
4年間の研究期間中達成した研究成果は主に「子どもの貧困」をめぐる①社会的養護に関する歴史研究および②児童養護施設経験者のライフヒストリー研究の2つに集約される。 ①では、これまで歴史社会学の観点から論じられることが少なかった戦後の里親委託の系譜や「愛着障害」の系譜に関して、多数の研究成果を報告した。 また②では、特に70-80歳代の方に焦点を当て、ライフヒストリー調査と分析結果の成果報告を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、従来歴史社会学からのアプローチが皆無であった子どもの貧困や社会的養護をめぐる戦後の歴史に焦点を当てるとともに、そこで生活をした方々のライフヒストリーを明らかにした点にある。こうした研究対象をめぐっては従来主に社会福祉学の視座からの研究は少ないながら存在したが、社会的養護のあり方に対する批判的な視座も含みながら社会学の視座からの研究遂行が出来たことが本研究の最大の学術的成果であった。また、同成果は児童虐待や社会的養護のあり方が問われる頻度が増えた現代日本社会にとって、その歴史的反省を行う際に大きな資料提供をなす、という社会的意義も大きい研究成果であったと言える。
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