研究課題/領域番号 |
16K17242
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
三田 知実 熊本県立大学, 総合管理学部, 准教授 (20707004)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 都市社会学 / 都市衣料文化生産 / 地域社会 / 不動産投資 / グローバル経済 / 高級衣料産業のグローバルな再編 / 高級衣料製造業都市 / グローバル経済の進行 / 高級衣料産業の不動産投資 / グローバルな高級衣料文化生産の場 / グローバルな純粋生産と大量生産のコントロール / 都市細街路の再成長 / 地元地域住民の下支え / 不動産投資信託(REIT) / 外資系高級ブランド大資本による投資 / 巨大資本のグローバル金融への参入 / グローバル経済と文化生産の結びつき / 投資を行う高級衣料企業 / グローバル都市 / 空間の生産 / 地元住民・町会組織 / メガバンク系の投資法人 / REIT1(不動産投資信託) / 衣料文化生産 / 知識生産 / 生産者サービス / 移民労働者 / 空間の記号価値 / 空間の交換価値 / デリヴァティブ / グローバルな都市間分業 / デリバティブ / REIT(不動産の証券化) / 不動産投資法人と住民の土地建物取引 / 都市細街路の持続的成長 / 不動産投資法人 / 衣料産業のグローバルな再編 / 衣料文化生産をめぐるグローバルな都市間分業 / 衣料衣料文化生産をめぐるグローバルな都市間格差 / 衣料デザインと製造をめぐるグローバルな都市間分業 / 高級衣料デザイン部門と製造部門の世界的経済格差 / 衣料産業とファッション街区への不動産投資 / 衣料文化生産とグローバル経済の強い結びつき / 社会学 / 都市の持続的成長 / 衣料デザイン・製造の都市間分業 / 素材開発の国際競争 |
研究成果の概要 |
本研究は、都市成長の原動力のひとつである衣料文化生産が、衰退傾向にあった街区の成長を促すと、その後どのような社会過程を産み出すのかという問いを、現代都市社会学の観点から考察を深めてゆくことを目的としたものである。 高級街区・表参道と、都市細街路・裏原宿は、都市空間の記号価値生産をつうじて、空間の交換価値を産み出すための不動産投機が過熱している。表参道界隈の高級街区や都市細街路のビルが、経済的利益を生み出し続ける手段とされている。都市衣料文化生産とグローバル経済が結びついたことを見いだし、都市社会学の文脈で考察を深めた。これが本研究の概要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
それは高級衣料文化生産と投資を結びつけた、現代都市社会学研究としての学術的意義である。本研究が調査対象地としてきた、高級街区・表参道を事例とした調査を行ってきたところに、研究の独創性を見いだすことができる。 つぎに本研究は、空間の記号価値を意図的に生産し、絶え間ない更新が行われる。それにより交換価値が生み出されることを捉えた。それによりグローバル高級衣料ブランド巨大資本の金融不動産部門への参入を明らかにできた。そこにグローバル都市、都市文化生産と、空間の生産を結びつけた現代都市社会学としての理論的意義がある。
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