研究課題/領域番号 |
16K17248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
飯田 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90461285)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メディア・イベント / 大阪万博 / パブリック・ビューイング / ライブ・ビューイング / スクリーン / メディア論 / 東京オリンピック / 松下館 / タイム・カプセル / 電気通信館 / テレビジョン |
研究成果の概要 |
パブリック・ビューイングやライブ・ビューイングなど、日常生活の時間の流れから相対的に切断された次元に成立するメディア・イベントは、参加者のあいだに連帯の感情が共有されているかのような、一時的で、仮設的な体験である。本研究では、日本におけるメディア・イベント研究の全体像を整理でき、その理論的再構築の道筋をつけることができた。 また、1960~70年代がメディア・イベントの転換期に当たるという仮説のもと、1970年の大阪万博が、近代日本のメディア・イベントの臨界点である反面、マス・メディアとしての映画やテレビとは異なるスクリーン・メディアの実験場でもあったことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米における研究の進展に比べて、日本では、国際化と情報化にともなうメディア・イベントの今日的変容を同時代的に分析する研究は停滞していた。しかし、2020年に開催予定だった東京オリンピックに加え、研究期間中に2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催が決まったことも踏まえ、日本で開催されたオリンピックや万国博覧会の変容、2000年代に定着したパブリック・ビューイングの分析などを通じて、現代におけるメディア・イベント研究の理論的枠組みを再構築できた。
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