研究課題/領域番号 |
16K17266
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
大岡 華子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (90647249)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 路上生活者 / 生活保護 / 生活困窮者 / ホームレス / 路上生活 / 社会保障 / 社会福祉 / 社会福祉関係 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
大学1年生に対し、社会保障制度に関するアンケート調査を実施した。その結果、社会保障制度には様々な制度や窓口があるが、生活保護の利用方法や福祉事務所・地域包括支援センター等はあまり知られていない現状があった。社会保障の情報を得る手段として「学校」「インターネット」「テレビ・ラジオ」が多く選択されており、今後もこれらを活用したいという傾向が見られた。 また路上生活者や生活困窮者支援団体に対してインタビューを行った。病院や支援者・福祉事務所への相談等が生活保護受給のきっかけとなっていたが、福祉事務所の対応については支援者任せ等の回答もあり接点との関係性は明らかにすることができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、大学1年生が社会保障制度についてどこでそのような情報を入手しているのかを明らかにした。その結果福祉事務所や地域包括支援センターは多くの学生が知らない状況があった。情報を得る手段として直接窓口に相談する等の選択肢が選択されていないため、高校や大学教育で、そのような相談窓口があること、相談できる内容、情報を得る手段として窓口への相談等多くの手段があることを伝える必要性があることがわかった。 路上生活者が福祉事務所へ相談する際には、支援者任せであったという回答もあり、当事者の意思をどう尊重するのか、支援者の説明責任等の課題があることを明らかにすることができた。
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