研究課題/領域番号 |
16K17272
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
松本 望 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (10758668)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 施設内虐待 / 高齢者介護施設 / 虐待予防策 / 介護職員 / 予防 / アンケート調査 / インタビュー調査 / 文献レビュー / 新聞記事検索 / 社会福祉学 |
研究成果の概要 |
本研究では,高齢者介護施設における効果的な虐待予防策を明らかにするため,①先行研究のレビュー,②新聞記事における虐待事例の分析,③インタビュー調査,④質問紙調査に取り組んだ. 研究の結果,施設種別や虐待の種類によって予防策の効果が異なることが明らかとなり,施設特性もふまえ,虐待予防に向けた取り組みを個別的に行う必要があることが分かった.また虐待の要因として「利用者要因」「職員要因」「社会・職場環境要因」の三つが複雑に絡み合い,発生していることが確認された.そのため,職員への教育や研修だけでなく,職場の労働環境や人間関係の問題など幅広く取り組む必要があることが実証的に明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者介護施設のニーズが高まっている今,増え続ける施設内虐待の問題解決が急務となっている. 本研究では先行研究で十分焦点が当てられてこなかった,施設内虐待の「予防」に着目し,施設種別や虐待の種類によって虐待予防策の効果が異なることなどを実証的に明らかにした.本研究で得られた研究成果は今後,虐待に関する研修プログラムの開発や,他の施設種別における虐待の研究など,将来の研究や実践に活かすことができるものであり,有用な研究成果を得ることができたといえる.
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