研究課題/領域番号 |
16K17286
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 島根大学 (2017-2019) 神戸親和女子大学 (2016) |
研究代表者 |
山口 倫子 島根大学, 学術研究院人間科学系, 助教 (30460637)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | スクールソーシャルワーク / スクールソーシャルワーカー / 配置型 / 派遣型 / 効果 / ソーシャルワークの過程 / 事例 / 配置類型 |
研究成果の概要 |
本研究は、スクールソーシャルワークの配置類型による効果の違いを明らかにするため、スクールソーシャルワーカー(以下SSWerとする)へのインタビュー調査を行い、定性的分析を行った。その結果、派遣型SSWerと配置型SSWerそれぞれの活動の構造を明らかにすることができた。また、両者をソーシャルワークの展開過程に照らして検討を行った結果、派遣型SSWerは、「限定されたソーシャルワーク」を実施していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまでの先行研究で明らかになっていなかった「配置型」と「派遣型」それぞれのSSWerの活動の構造を明らかにしたことである。特に派遣型SSWerは、モニタリングの実施にまで至らず、「限定されたソーシャルワーク」を実施し、必ずしもソーシャルワークの過程を踏んでいない可能性があることを明らかにした。全国的にスクールソーシャルワークは圧倒的に「派遣型」が多いが、本研究結果は、今後、派遣型SSwerのあり方を見直す、あるいは検討していく必要があることを示唆しており、全国のスクールソーシャルワーカー活用事業にも影響を及ぼすものであると言える。
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