研究課題/領域番号 |
16K17293
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 滋賀県立大学 (2017-2018) 京都大学 (2016) |
研究代表者 |
後藤 崇志 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教 (70758424)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | セルフコントロール / 飲酒 / 喫煙 / 規範 / 経験サンプリング法 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
セルフコントロールは、一般的には、過剰な飲酒や喫煙といった依存的な習慣の抑止に有効な要因と考えられてきた。一方で、近年では他者との良好な関係を築くためにセルフコントロールを働かせることにより、依存的な行動が獲得されるという可能性も指摘される。本研究では、セルフコントロールの個人差が、飲酒や喫煙行動への規範的な影響を調整し、習慣を促進・抑止する働きを持つことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、セルフコントロールの個人差は育成すべき非認知能力のひとつとして注目されている。本研究の結果からは、環境によってはセルフコントロールの得意な個人ほど、リスクのある行動習慣を身に着けやすい可能性があることが示唆される。セルフコントロールを望ましい特性としてではなく、価値中立的な視点から捉える必要があることを示した点に学術的な意義があると考えている。また、好ましい行動習慣の形成には、能力の育成のみでなく周囲の環境への働きかけも重要であることを示した点に社会的な意義があるとも考えている。
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