研究課題/領域番号 |
16K17295
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 近畿大学 (2018-2019) 立命館大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
杉浦 仁美 近畿大学, 経営学部, 講師 (10761843)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会的地位 / 社会的支配志向性 / 政治的態度 / 両面価値的性差別 / 両面価値的性差別態度 / 集団間葛藤 / 集団間関係 / 集団構造 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は支配―尊敬の2種類の社会的地位が集団間態度、政治的態度に及ぼす影響を検討することである。研究1では、支配―尊敬の翻訳を行い、信頼性と妥当性を確かめた。研究2では、支配ベース地位が反平等主義志向性を介して間接的に移民受け入れ,社会福祉政策拡充等の政治的態度に影響を及ぼすことを明らかにした。研究3では、尊重は敵意的性差別を抑制するが、同時に好意的性差別を高める可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、集団間葛藤問題にかかわる政治的態度や集団間態度を規定する要因として、社会的地位の2次元モデルの有効性が明らかとなった点にある。また、パワーハラスメント防止の取り組みが強化される中、社会的地位の保有によって他者や他集団に対するネガティブな態度が形成される過程の一端を明らかにしたことは社会的意義があると考える。
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