研究課題/領域番号 |
16K17297
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
増井 啓太 追手門学院大学, 心理学部, 講師 (00774332)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 身体への気づき / Dark Triad / サイコパシー / マキャベリアニズム / 自己愛性傾向 / サディズム傾向 / 攻撃性 / 対人行動 / Dark Tetrad / ネット荒らし / 身体的温かさ / 援助意図 / 利他性 / 共感 / パーソナリティ / 内受容感覚 / Embodied cognition / 社会系心理学 / 社会的相互作用 / 対人関係 |
研究成果の概要 |
本研究の結果、身体への気づきの敏感さや身体への気づきと関わる外的環境要因がDark Triad(マキャベリアニズム、サイコパシー傾向、自己愛性傾向を総称したパーソナリティ)やサディズム傾向といった反社会的なパーソナリティの水準の高い人たちの社会的に不適応な反応を抑制することが明らかとなった。加えて、それらの要因が反社会的パーソナリティの水準の高い人たちの向社会的な反応を高めることも示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義および社会的意義は以下のとおりである。 まず、反社会的なパーソナリティ傾向の高い人たちの社会的に不適応な反応を抑制する要因を明らかにした点である。加えて、そのような人たちの向社会性を高める可能性を示したことも本研究の意義のある成果である。一般的に、反社会的なパーソナリティ傾向の高い人たちは攻撃性が高く、対人関係にトラブルを抱えやすいとされる。しかしながら、そのような人たちの不適応な反応を抑制する要因についてはほとんど明らかになっていない。本研究の成果は、対人トラブルの解消、ひいては安心・安全社会の確立に向けて重要であると思われる。
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