研究課題/領域番号 |
16K17307
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | くらしき作陽大学 (2017-2019) 電気通信大学 (2016) |
研究代表者 |
猪原 敬介 くらしき作陽大学, 子ども教育学部, 講師 (10733967)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 読書 / 語彙 / 文章理解 / 読解 / 小学校 / 小中一貫学校 / 縦断調査 / 追跡調査 / 語彙力 / 文章理解力 / 言語力 / 中学校 |
研究成果の概要 |
小学校および小中学校による縦断調査を3年間実施し,完了した。その結果,データ全体としては確かに読書量の多い児童ほど言語スキル(語彙や文章理解力)が伸びることが確認できた(上田・猪原・塩谷・小山内, 2017; Inohara et al., 2018)。そのコストの高さから,読書と言語の関係についての縦断調査は我が国ではこれまで行われていなかったため,重要な知見である。一方,個人差の解明につながる有力な要因については特定することができず,介入計画についての新規計画の申請が必要であると判断した。そのため,本研究プロジェクトは4年間の計画で採択されたが,3年目で早期完了としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1回限りの調査を「横断研究」,追跡調査を「縦断研究」と呼ぶが,要因間の因果関係に言及するためには後者の縦断研究が必要である。しかし,そのコストの高さから,読書と言語の関係についての縦断調査は我が国ではこれまで行われていなかった。そこで本研究はその縦断研究を小学校および小中一貫学校にて実施し,読書が言語力を伸ばす効果について実証した。今後,多くの機関でより大規模な縦断調査が実施されることが予想されるが,本研究成果はそのための下地となっている。
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