研究課題/領域番号 |
16K17320
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 京都外国語大学 (2018) 九州女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
梅本 貴豊 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (50742798)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 動機づけ調整 / 協同学習 / エンゲージメント / 自己調整学習 / 大学生 / 状況的動機づけ / 尺度作成 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
この研究では,大学生を対象に,他者との学習における動機づけ調整プロセスを解明することを目的とした。まず,他者との学習場面に特化した動機づけ調整方略を測定する尺度を開発した。そして,テスト学習,プレゼン準備といった協同場面において動機づけ調整方略と学習行動との関連が異なることが示された。そして,協同学習を観察して発話を分析したところ,動機づけ調整傾向の高い学習者は,協同学習中に自ら話題を変えるなどにより,動機づけ調整を行っていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,他者との学習場面に特化した動機づけ調整プロセスの検討は見られなかった。本研究によって,他者との学習における具体的な動機づけ調整方略と,それらがどのように学習行動に関連するのかが明らかにされた。また,そういった関連が具体的な協同場面によって異なることも示された。さらに,観察および発話分析による,協同学習中の状況的な動機づけ調整についても検討を行った。これらの知見は,個人学習場面での検討に終始してきた動機づけ調整研究の発展に寄与し,また,自己調整学習研究の視野を広げるものである。さらに,アクティブ・ラーニングが強調される昨今において,他者との学習における支援に貢献しうるものである。
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