研究課題/領域番号 |
16K17327
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
福榮 太郎 横浜国立大学, 障がい学生支援室, 准教授 (10638034)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知機能検査 / 認知機能障害 / 認知症 / 軽度認知機能障害(MCI) / うつ / せん妄 / COGNISTAT / MMSE / ディスクレパンシー / 予後予測 / HDS-R / 軽度認知機能障害 / 継時的変化 / CDR / 軽度認知障害 |
研究成果の概要 |
高齢者社会において認知機能障害の早期発見は喫緊の課題である。本研究では,すでに臨床現場で広く使用されており,施行も簡便な認知機能検査に着目し検討を行った。その結果,認知機能検査によるうつと認知症の鑑別の可能性の検討を行った。また1年後の認知機能の低下のリスクとなる認知機能についての検討を行った。また各認知機能検査に設定されている,下位項目同士を比較し,1年後の認知機能の低下について,関連のある認知機能について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知機能検査についての検討は,諸外国では一定程度行われているものの,我が国ではまだその数は多くない。また諸外国で行われている研究に用いられる認知機能検査は,我が国の臨床現場で広く用いられているものと必ずしも一致しない。そこで本研究では,我が国で広く用いられている認知機能検査を対象に,高齢者の認知機能障害の予後予測,背景疾患の鑑別などについて検討を行った。その結果,複数の認知機能で軽微な低下が起こっている場合,1年後の認知機能の低下のリスクとなる可能性がある事が示された。また高齢者のうつと認知症の鑑別が,認知機能検査によって行える可能性があることを示した。
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