研究課題/領域番号 |
16K17329
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
堀田 亮 岐阜大学, 保健管理センター, 助教 (10733074)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 学生相談 / 臨床心理学 / 心理アセスメント / カウンセリング / 効果測定 |
研究成果の概要 |
本研究は、Counseling Center Assessment of Psychological Symptoms-Japanese version(CCAPS-Japanese)の作成、標準化を行い、国際比較研究を通して、日本人大学生の精神的健康の程度や特徴を明らかにした。具体的には、CCAPSに関する文献レビュー、精緻な手続きに基づくCCAPSの項目翻訳、CCAPS-Japaneseの因子構造の同定、内的一貫性の検証、収束的妥当性の検証、再検査信頼性の検証、日本人学生と留学生の精神的健康度の比較を行なった。以上より、実践と研究の両面で実用可能なCCAPS-Japaneseを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CCAPS-Japaneseの標準化により、大学保健管理、学生支援分野での幅広い活用が期待できる。健康診断や初回面接時にスクリーニング尺度として実施することで、精神的問題を適切かつ早期に発見することが可能になろう。カウンセリングで定期的に実施すれば、変容過程のモニタリングとしても活用できる。研究では、日本人大学生の心理-精神症状の程度や特徴を明らかにし、国際比較研究に供することができる。本尺度の開発は、実践と研究の両面での貢献が期待される。本研究は、心理療法の効果検証を行う新たな評価ツールの確立と、日本人大学生の精神的健康度の程度や特徴を国内外に発信する際の科学的根拠の提出にも寄与できる。
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