研究課題/領域番号 |
16K17330
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
野村 和代 常葉大学, 教育学部, 講師 (90610931)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ペアレント・トレーニング / 外国籍児童 / 保護者支援 / 発達支援 / 発達障害 / 特別な支援ニーズ / 保護者 / 在日外国人支援 / 地域援助 |
研究成果の概要 |
在日外国籍の特別な支援ニーズを有する子どもの保護者(主にポルトガル語圏を母国語とする)に対する、通訳中心のペアレント・トレーニングプログラムの開発を行った。従来の日本人の保護者を想定したものよりも内容を減らしたものを実施したが、全回参加した保護者においてはBDI-Ⅱに数値の減少をみとめた。一方で、安定的な出席を確保することが難しく、これには共働きなどの経済的問題、週末に家族との余暇を重視する文化が背景にあると考えられた。プログラム内容の洗練化のみならず、柔軟な実施形態を検討していくことが今後の課題である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在日外国人は増加傾向にあり、世帯で在住する家庭は多い。中でも、保護者が日本語を全く話せないという家庭は多い。子どもに発達の問題があった場合に、適切な情報を知ることが難しいため、言葉が通じる家庭以上に大きな困難が生じる。通訳は彼らの日常にかかわる数少ない日本語の情報の窓口である。本来子育て支援や発達支援を専門としない通訳が実施できる国民性や文化に配慮したプログラムを作成したことは、社会的・学術的に意義があるといえる。
|