研究課題/領域番号 |
16K17336
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 聖カタリナ大学 (2019) 愛媛大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
田村 優佳 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 助教 (70627463)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 非行少年の内観 / 心理査定 / 攻撃性の抑制 / 共感性を育む / 集中内観の効果 / 効果の持続性 / P-Fスタディ / 自我防衛型の反応 / 心理教育 / 他罰反応 / 対象物の把握様式 / 内観の深さ / 内観療法 / 集中内観 / 事例研究 / 自己開示 / 非行少年における内観療法 |
研究成果の概要 |
粗暴的な行動歴をもつ思春期の少年たちにどこまで集中内観がふみこめるのか、ローゼンツァイクの提唱するP-Fスタディ(Picture Frustration Study, 絵画欲求不満テスト)を用いて検証した。その結果、直後から攻撃性が抑制され、他者に対しての共感性を育むといった効果が表れはじめた。個々が抱える課題解決に向けた効果が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では、成人を対象にした内観療法による研究は報告されているが、対象を非行少年とした集中内観の効果検証は少ない。そのため、集中内観を実施した非行少年が、実施前後でどのような変化を示すか、さらに、少年個々の心理検査の結果等のデータを分析することにより、エビデンスを創出することの意義は大きいと考えられる。また、対象少年の理解度に応じた投影法や最近注目されているレジリエンスに関するツールを使用するなどして、心理的変化を測定し、考察する。
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