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日常生活の反すうが概括化と無意図的想起に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 16K17342
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 臨床心理学
研究機関神奈川大学

研究代表者

雨宮 有里  神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (00625501)

研究協力者 高 史明  
杉山 崇  
松本 昇  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード無意図的想起 / 抑うつ / 反すう / 自伝的記憶 / 検索過程 / 経験サンプリング法 / 意図的想起 / 概括化 / 臨床心理学
研究成果の概要

本研究では、まず自伝的記憶の無意図的想起(思い出そうとしていないのに過去の出来事が意識に上る現象)の検索モデルを提案し,その妥当性を検証した。次に、反すうは抑うつ傾向者の無意図的想起に影響を与えるかを調べた。さらに、抑うつ傾向者が反すうを行うと日常生活でも概括化(過去の具体的な記憶を思い出そうとしても想起できないこと)が生じるかを調べた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の特色・独創的な点は以下の3つに集約できる。第1にこれまで統合的なモデルが提案されていなかった無意図的想起の検索モデルを提案した点、第2に想起の基本形態である無意図的想起に抑うつと反すうが与える影響を検討した点,第3に反すうによる概括化が日常生活でも生じているかを調べた点である。
無意図的想起に抑うつと反すうが与える影響を調べることで,これまで欠けていた知見を補うことができ,これらが記憶に与える影響を正確に把握することが可能となるだろう。更に,日常生活で概括化が生じているかの検討は,抑うつが日常生活でどのような困難をもたらすかの理解につながると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 経験サンプリング法を用いたうつ病研究の展望 : その利点に着目して2016

    • 著者名/発表者名
      雨宮有里・高史明
    • 雑誌名

      総合人間科学

      巻: 4 ページ: 3-16

    • NAID

      40020859196

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ネガティブなふと浮かぶ記憶・思考との付き合い方:認知・社会・臨床心理学からのアプローチ(公募シンポジウム)2018

    • 著者名/発表者名
      高史明・沓澤岳・杉山崇・北村英哉
    • 学会等名
      日本心理学会第82回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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