研究課題/領域番号 |
16K17343
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 跡見学園女子大学 (2017-2019) 健康科学大学 (2016) |
研究代表者 |
新井 雅 跡見学園女子大学, 心理学部, 准教授 (80750702)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心理専門職 / 科学者-実践家モデル / 研究活動 / エビデンスに基づく心理学的実践 / 心理学的知識の社会的普及 / 心理学的知見の社会的普及 / 教育訓練 / 心理臨床家志望動機 / 研究への興味・関心 / 研究の自己効力感 / 研究に関わる教育訓練環境 / Research Self Efficacy / Evidence Based Practice / 教育訓練プログラム / 臨床心理士 / サポート体制 |
研究成果の概要 |
本研究は、科学者-実践家モデルの観点から、心理支援に携わる心理専門職が「①新たな研究知見を生成するための研究活動に関与すること」、「②研究知見や研究の知識・技能を活かして臨床活動を行うこと」、「③心の健康に関わる心理学的知識・知見を社会の多様な人々に発信・普及すること」に対して、日本の心理専門職・大学院生がどのような認識・態度を有しているのか、その実態や関連要因を調査し、それらの専門活動を促進する教育訓練プログラムの作成と効果検討を行った。心理専門職が科学者や研究者としての役割・機能をも果たすために必要となる教育訓練やサポート体制のあり方、今後改善されるべき現実的な諸課題等を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、心理支援に携わる心理専門職の科学者・研究者としての役割に焦点をあて、研究活動を基盤とした多様な専門活動の発展可能性について検討した。本研究で得られた様々な知見や成果は、臨床活動に有益な知見をもたらす研究活動、科学的な研究知見・技能・態度を活かした効果的な臨床実践、人々の心の健康に寄与する知識や知見の社会的普及のさらなる発展・推進に貢献すると考えられる。また、研究活動を通じてこそ、心理専門職は学術的心理学とのつながりを持つことができる。本研究の成果は、基礎と臨床の対立構造を越え、心理学分野の多様な研究領域を活かした心理専門職による専門活動の発展に向けた一助となり得ると考える。
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