研究課題/領域番号 |
16K17347
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
木村 真人 大阪国際大学, その他部局等, 准教授 (60365004)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 学生相談 / 援助要請 / 学生支援 / 学校心理学 / 大学生 / パブリック・スティグマ / キャンパス風土 / 学生相談機関の利用を勧める意識 / 学生相談利用の勧め / 教職員 / 利用の勧め / 学生相談利用のメリット / 援助要請態度 / 援助要請行動 / 援助ニーズ |
研究成果の概要 |
悩みを抱えていながら相談に来ない学生の理解と支援に向けた学生支援モデルの構築を目指し,大学生および大学教職員の、学生に学生相談機関の利用を勧める意識に着目して研究を行った。研究成果として、専門的な心理的援助に対するキャンパス風土の知覚が専門的な心理的援助を受けることへの態度および学生相談機関の利用のメリットを媒介して、学生相談機関の利用を勧める意識に影響を及ぼしていた。また、大学教職員は、学生に学生相談機関の利用を勧める際に、様々な困難を抱える一方、学生相談室に一緒に行く,本人の意思の尊重する,守秘義務を伝える,敷居を下げるような声掛け,選択肢の一つとして提案する等の工夫を実践していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、援助要請(他者に助けを求める意識や行動)の観点から、悩みを抱えていながら相談に来ない学生の理解と対応に向けた学生支援モデルを提案した。これは、援助要請研究を学生相談実践に結びつけた点で学術的な意義がある。さらに、社会的な意義として、本研究で提案した学生支援モデルにより、悩みを抱えていながら相談しない、相談できない学生に対して、大学コミュニティ全体による学生支援を届けることで、大学生の学生生活の充実につながるだろう。
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