研究課題/領域番号 |
16K17348
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
河越 隼人 帝塚山大学, 心理学部, 准教授 (40631940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マイクロカウンセリング / 感情の反映技法 / モデリング / いいかえ技法 / 感情の賦活 / カウンセリング技法 / カウンセラー養成 / 傾聴 / カウンセリング |
研究成果の概要 |
本研究は,カウンセリング技法トレーニングの代表的なプログラムの1つである,マイクロカウンセリングの訓練効果を明確に捉え,より精緻なトレーニング方法へと発展させることを目的としたものである。このため,1)マイクロカウンセリングの訓練によって獲得されたカウンセリング技法の援助機能を測定するための尺度の作成,2)基礎的なカウンセリング技法の1つである感情の反映技法を指標とした訓練前後の援助効果の比較,3)解説訓練とモデリング訓練による感情の反映技法の習熟度および援助効果の関連,について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における,カウンセリングのニーズは,医療,教育,産業,司法といった多様な領域で高まっている。近年では,公認心理師という国家資格も誕生しており,このような潮流の中で,マイクロカウンセリングはより一層重要な役割を担うと予測される。マイクロカウンセリングの発想は,あらゆる領域におけるカウンセリング教育の支柱となり得るものである。本邦におけるカウンセリング技法の訓練や教育の方法については模索が続いており,具体的な効果を示す研究は数少ないが,マイクロカウンセリングの発展によって,心理臨床家をはじめ,カウンセリング技法を必要とする様々な職種の育成がより効果的に行えるようになるであろう。
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