研究課題/領域番号 |
16K17354
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
宮前 光宏 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第七部, リサーチフェロー (20745872)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳画像研究 / 認知行動療法 / 統一プロトコル / 治療反応性 / ニューロイメージング / 神経科学 / 神経基盤 |
研究成果の概要 |
本研究は、うつ・不安に対する診断横断的認知行動療法である統一プロトコル(UP)を受けた患者群の脳画像データおよび健常群の脳画像データを用いて、(1)統一プロトコルの実施前後で脳に構造的・機能的変容が生じるか、(2)治療前の脳画像データを用いて、統一プロトコルの治療反応性を予測することができるか、検証することを目指した。 本研究で用いるデータを提供予定のランダム化比較試験のキーオープンが完了していないため、解析準備中ではあるが、対照群となる健常群の脳画像データの取得を完了した。上記臨床試験のデータが得られ次第、解析・論文化・公表へと移行する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、うつ・不安に対するUPによる脳の構造的・機能的変容を検討している点、(2)治療開始前の脳画像データを用いてUPの治療反応性を予測しようと試みている点において、学術的意義・社会的意義がある。(1)については、心理療法の効果に関する客観的指標が本邦では特に乏しいため、患者や治療者の主観的な報告に加えて、脳の構造的・機能的変容を示すことができれば、治療法としてのエビデンスが強固となり、患者が安心して治療を受けられるようになることにつながる。(2)については、治療前に治療反応性がある程度予測できることで、患者の経済的・時間的・心理的負担の軽減につながる。
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