研究課題/領域番号 |
16K17361
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
小野 史典 山口大学, 教育学部, 准教授 (90549510)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心理的時間 / 時間知覚 / 呼吸 / 視覚的注意 / 注意 / マインドフルネス瞑想 / 実験系心理学 / 認知科学 / 行動学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,呼吸に伴う時空間知覚の歪みを明らかにするために大きく2つの観点から実験研究を行った。【a】精神物理学的アプローチでは,短い時間幅(数百ミリ秒~5秒)を対象とし,呼吸を操作する方法として「視覚的注意」と「衝突の知覚」を用いた実験を行った。【b】応用心理学的アプローチでは,長い時間幅(5秒~数分間)を対象とし,マインドフルネス瞑想(呼吸に注意を向け,自らの感情から距離を置く行為)によって,心理的時間が伸縮するか否かを調べた。これらの研究成果は,関連分野の学会および学術論文として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題で扱った心理的時間の歪み現象は,非常に単純な状況下において見られることから,日常生活においても頻繁に生起していると考えられる。さらに,我々の心理的時間が歪められる現象を解明することは,人間の知覚メカニズムの時間的側面を明らかにすることができると考えられる。
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