研究課題/領域番号 |
16K17362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
崎本 裕也 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40634390)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 海馬CA1 / エピソード記憶 / patch clamp / miniature E(I)PSC / GABA / 回避学習課題 / GABAの脱抑制 / mEPSC / mIPSC / 行動学 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトではエピソード事象直後から1時間以内の期間に焦点をあて,エピソード記憶の符号化が早い海馬CA1シナプス可塑性を生じさせるか検討した。スライスパッチクランプ法を用いた研究において,エピソード事象提示5分以内にmEPSCとmIPSCが増加することが示された。また,paired pulse ratioの結果はエピソード提示5分以内にグルタミン酸放出確率の増加を示し,加えて,ウェスタンブロッティング法はエピソード提示から5分以内にGABAA受容体数の増加を示すものであった。以上,エピソード提示による記憶構築過程においてこれらの興奮と抑制の強化のバランスが重要であると提案する。
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