研究課題/領域番号 |
16K17372
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
斉藤 仁一朗 東海大学, 課程資格教育センター, 講師 (80756031)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シティズンシップ教育 / 米国 / 公民科教育 / カリキュラム / 専門家主義 / 教師の主体性 / 総合と教科 / 社会科教育史 / シティズンシップ / 評価 / 教師 / アメリカ教育史 / アメリカ社会科 / 教育制度 |
研究成果の概要 |
本研究では、20世紀前半の米国の学校カリキュラム、とりわけ社会系教科に注目しながら、シティズンシップの育成を志向するカリキュラムが、どのような価値を強調し、それを実体化しようとしたのかについて検討した。その際に、カリキュラムにおいて重視される価値、カリキュラムの作り手、評価方法などに注目し、それらが同時期にどのように変化したのかを明らかにしようとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果を踏まえると、米国では20世紀初頭からシティズンシップ教育の理論レベルでの精緻化が進んでいったが、その目的達成への工夫がなされるほど、実践化に向けた排除性が生まれる懸念があると言える。本研究では、これらの点を歴史的に言及することができた点に学術的な意義があると考える。 一方、これらから示唆されるのは、シティズンシップ教育のカリキュラム開発のプロセスやあり方を誰もがアクセス可能な包摂的なものへとシフトさせていくか、という点である。このについては、教員養成研究や教育評価研究との接点を模索する必要がある。このような今後の展望を示した点に、本研究成果の社会的意義が存在すると考える。
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