研究課題/領域番号 |
16K17381
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 都留文科大学 (2017-2019) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
山辺 恵理子 都留文科大学, 文学部, 講師 (60612322)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 教師教育 / 教育の倫理 / 研修開発 / 教材開発 / リフレクション / ケースメソッド / 哲学対話 / 教師教育者 / 倫理 / 修復的正義 / 国際比較 / オランダ / ヒアリング / 文献レビュー / 教育学 |
研究成果の概要 |
教員養成に携わる大学教員が「教師教育者(teacher educator)」として負う、教育における倫理的な問題についての考察を促す役割と責任について、国際的な議論や動向を整理・分析した。そのうえで、教職を目指す学生たちに教育における倫理的な問題を思考する姿勢やコンピテンシーを養おうとする方法論として、主にリフレクション、ケースメソッド、および哲学対話の3つに注目しながら、教育の暴力性や社会正義について考察する研修・教材の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大学の教員養成課程には教育に対する批判的なものの見方を養成する科目は必ずしも含まれておらず、各教職科目を担当する大学教員の裁量に任されている。従って、教育活動がつくり出す不均衡な力関係や公教育におけるマイノリティーの抑圧の問題など、教育が持つ様々な倫理的な問題について深く思考する機会がないままに卒業して教職に就く学生も存在する。教員養成を担う大学教員の「教師教育者」としての役割の一つに、こうした倫理的な問題について学生たちが深く考え、対話する機会を設けることが含まれるのではないかという提言のもと、具体的な研修・教材を開発した。
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