研究課題/領域番号 |
16K17389
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
平田 仁胤 岡山大学, 教育学研究科, 講師 (50582227)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 状況的学習論 / ウィトゲンシュタイン / 再組織化 / 越境 / 世界像 / 権威 / 規則 / 権力 / 活動理論 / 状況論 / 拡張的学習 / 転移 / 教育学 / 思想史 / 哲学 |
研究成果の概要 |
本研究は状況的学習論の再検討を目的としている。いわゆるヴィゴツキー学派の一人であるエンゲストロームの活動理論およびウィトゲンシュタインの言語哲学の知見を手がかりとして、状況の境界を越境することがいかにして可能かを論究した。その結果、言語への原初的信頼を基盤として、教師による権威的働きかけによって越境が可能になることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、状況的学習論の思想的背景を精査し、分析哲学の側面からその意義と課題を析出することを試みた。その結果、言語への原初的信頼を足場として、教師の権威に基づく働きかけが状況の越境を促すことを明らかにした。従来、再組織化という鍵概念によって指摘されるにとどまっていた状況の越境の理路を、言語と権威という視座から解明することに貢献したと考えられる。
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