研究課題/領域番号 |
16K17392
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
高谷 哲也 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (00464595)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自律的学校経営 / 同僚性 / 校内研修 / 教員評価 / 目標管理 / 学校組織開発 / 教師の成長 / 協働 / 対話 / 教育学 / 学校経営 / 学校評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、自律的学校経営における同僚性構築につながる機会とそこでの営みの特徴を明らかにするとともに、教員評価のもとでの取り組みがそこにどのように関連づくかを追究した。 その結果、主に次の2点が明らかとなった。1点目は、自律的な学校経営の実現には校内研修が重要な機会となることである。教員間の対話の充実が実現した校内研修は、教師間の協働や同僚性の構築に必要となる力を育むとともに、関係構築をもたらしていた。2点目に、日々の協働に向けた各教師の努力を価値づける機会として目標管理上の面談は位置づけることができ、目標の妥当性や達成度の確認以上に重視して実施することが有効であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、自律的な学校経営や学校改善の実現には校内研修における専門的学習と協働的な関係構築が鍵となり、それらが成立していった学校の校内研修の発展過程にはどのような特徴があったかを描出した点にある。学校の自律性の確立が求められる中、現実の学校において生起した事実から知見を整理した点に学術的意義がある。また、そこに教員評価における目標管理の営みがどのように関連づき得るかを具体的に明らかにした。教員評価や目標管理を学校の組織開発や教員間の同僚性構築に具体的にどのようにつなげていくかという難問に直面している学校教育現場に対し、ひとつのモデルとしての運用方法を提示したという点で社会的意義が高い。
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