研究課題/領域番号 |
16K17395
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 常磐短期大学 (2018-2019) 関東学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
石崎 ちひろ (吉田ちひろ) 常磐短期大学, 幼児教育保育学科, 助教 (60756477)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 学校管理職 / 女性管理職 / 学校組織 / 校内研修 / 職員集団の雰囲気 / 志望理由 / 学校経営 / 組織特性 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、女性学校管理職を育成していくための学校組織に着目して研究を進め、いかなる組織が女性管理職を増やしていくためには必要であるのかを明らかにすることを目的とした。現職女性管理職への質問紙調査、インタビュー調査、また男性管理職(現職・経験者)へのインタビュー調査を通し、校内研修の熱心さ、男女で慣行の差がない、職員集団で議論できる雰囲気などが、女性管理職のキャリアを支えていることが明らかとなった。ただし、これは女性特有かという点は検討の余地があり、管理職の専門職性とどのように関連しているのかの検討が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教職はかねてから男女の差別がなく、平等な職業であると社会的に認知されてきた。しかしながら、女性管理職の増加は長年の課題であり、近年上昇してきたとはいえ、女性が管理職になることはいくつものハードルを乗り越えなければならない。そのハードルを取り除くために、教師が力量形成する場である学校組織に着目した研究はこれまでなされていたとは言いがたい。世界的に見ても、女性管理職が少ないことは、未来の主権者を育てる職業として適切とは言いがたく、本研究はそうした問題点を克服するひとつの研究になると考える。
|