研究課題/領域番号 |
16K17402
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
高田 麻美 帝京科学大学, 教職センター, 助教 (30734545)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 教育博物館 / 学術講義 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本における近代博物館がどのように成立したのかを明らかにすることを目的とする。対象とするのは、文部省教育博物館と府県立教育博物館である。本研究では次の3点を課題とした。1点目はモデル館の設立過程と活動内容とを検討することである。2点目は文部省教育博物館と府県立教育博物館がモデル館からどのような影響を受けたのかを検証することである。3点目として、文部省教育博物館と府県立教育博物館が地域や学校の要求をどのように受け止めていたのかを考察することである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な成果は次の2点である。第一に日本の教育博物館は「狭義の教育博物館」として成立し、博学連携が基本機能の一つとして備わっていたことを解明したことである。各地の教育博物館は国内外における資料の収集や展示にとどまらず、さまざまな教育活動を行ない、近代教育の普及を推進した。これとかかわって、第二は教育博物館が公立・私立を問わず、すべての教員を対象とした現職教育を行なった点である。博物館と学校との連携強化が求められる今日において、博物館における教育機能の意義を歴史的に問い直すことは重要な課題である。本研究の成果は、この問題を検討するうえで重要な示唆を与えるものと考えられる。
|