研究課題/領域番号 |
16K17404
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 九州産業大学 (2018-2021) 九州女子大学 (2017) 広島女学院大学 (2016) |
研究代表者 |
田中 沙織 九州産業大学, 人間科学部, 准教授 (40548799)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 身体活動 / ルーブリック評価 / 1・2歳児 / 保育者 / 1・2歳児 / 評価 / 1.2歳児 / ルーブリック / 幼児期前期 |
研究成果の概要 |
1・2歳児ではすでに歩く,走る,跳ぶなどの人間の基本的な運動機能や,指先の機能の発達が見られるが,我が国においては,3歳未満児が十分に運動発達を遂げるための望ましい身体活動の指標は明確になっていない. そこで本研究では,歩行が確立し意図に沿って身体を動かすことができる初歩的な運動の段階にある,1・2 歳児の日中に見られる身体活動について明らかにした.また幼児期前期の身体活動環境に関する指標をルーブリック評価を用いて作成した。さらに,幼児期前期の身体活動環境に関する指標について身体活動測定結果と合わせて検証を行うことで身体活動支援ツールとし,保育における活用の可能性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1・2歳児の身体活動を評価する場合,身体活動を多面的・個別的に評価することが望ましい.しかし,これまでの評価法は,数値的な評価・主観的な評価によるものが中心で,幼児の姿が見えにくく,成長や躓きの原因も分かりにくいものであった.さらに,評価に要する時間や人手,専門的な測定器具が必要であり,保育現場で長期的に一人の幼児の身体活動を評価することが困難であった.その点,身体活動の実測値との関連が確認されたルーブリック評価が作成され,保育者の活用可能性についても成果が得られたことは,子どもの学びの軌跡や課題の明確化が可能となり,評価に基づく個別の支援方法も得ることができるため,意義深いと考える.
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