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新規学卒採用における「能力」概念の構成――相互行為と社会意識の分析

研究課題

研究課題/領域番号 16K17414
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育社会学
研究機関東京成徳大学

研究代表者

堤 孝晃  東京成徳大学, 子ども学部, 准教授 (10734642)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード採用 / 面接 / 能力 / 新規学卒一括採用 / 評価 / 新卒採用 / 社会意識
研究成果の概要

本研究は、「能力」概念がどのような具体的な振る舞いと、いかに結びついているのかを明らかにし、その運用を具体的に検討することを目的とする。そのために、本研究はもっとも「能力」概念が先鋭的に問題となる企業の新卒採用場面に着目し、具体的な材料をもとに質的な調査を行った。
調査分析の結果、採用過程における採用担当者および学生の置かれた状況と、それぞれの論理を明らかにした。両者の複雑な予期構造からなる規範を前提とし、それぞれの合理的な選択の結果として評価基準はより具体化し、複層化する。また、そうした複雑な状況下において、「能力」概念は必ずしも必須の概念ではないことも明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会を構想する上での鍵とみなされる「能力」概念は、従来、言説上でのみ検討されることが多かった。これに対し本研究の意義は、「能力」概念が、極めて複雑な社会的文脈のなかで、その都度に生成され、運用される不安定な概念であることを具体的に明らかにできたことである。また、その検討過程で、これまで曖昧だった採用過程における候補者および採用担当者の合理性を、具体的文脈に即しより詳細に明らかにすることができたことも大きな意義をもつ。具体的場面を前提に、「能力」概念の特質を踏まえた運用を吟味する必要性を提起している。

報告書

(8件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2024-01-30  

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