研究課題/領域番号 |
16K17418
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | びわこ成蹊スポーツ大学 |
研究代表者 |
田村 徳子 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 講師 (10738850)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 教育 / ブラジル / 校長 / 地域社会の学校参加 / 選挙 / 民主主義 / 教育学 |
研究成果の概要 |
ブラジルの公立初等中等学校では、校長を教職員、保護者、児童生徒が一人一票を投じて選考する「校長直接選挙」と呼ばれる制度が存在する。本研究では、校長直接選挙において求められる校長像とその能力を明らかにすることを目的とした。検討の結果、立候補者に求められる制度上の資格要件があることを前提として、校長直接選挙で選ばれる人材の傾向としては、当該学校で予てより教員や教育専門士として勤務しており、その仕事ぶりから教職員や保護者から信頼を得ている人物で、学校運営に対する意欲やビジョンを有しているものであるということが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果として、これまで日本の教育学では認知されてこなかった校長直接選挙の制度とその実態を明らかにすることできた。これによって、日本の教育経営学や教育制度学に対して、世界に存在する新たな校長任用制度の知見を加えることができたと考える。また、校長直接選挙の制度分析をとおして、ブラジルの教育観の一端を明らかするができた。このことは、日本とブラジルの教育制度の相互理解に貢献するものとなるだろう。
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