研究課題/領域番号 |
16K17421
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山本 晃輔 大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (30710222)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ブラジル日本移民 / 日系ブラジル人 / グローバリゼーション / 教育社会学 / グローバリゼーションと教育 / 多文化教育 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、グローバリゼーションを背景として国際移動を行う日系ブラジル人のトランスナショナルなネットワークと「地位達成」を検討することにある。平成28年度から平成30年度を通じて、毎年1回の訪問調査を実施した。サンパウロ州及び、パラナ州において、4世代3家族32名にインタビューを実施した。 過去の日本移民が、都市部に移動することで「地位達成」を行ってきた。一方で現在の移民は、日本とブラジル間を移動することによっても「地位達成」を果たしている。そして、移民が世代を重ねるほど、そして末弟であるほど「地位達成」は高くなる傾向が見られた。またそのネットワークは、世界的な広まりをもつことが見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では(1)国際移動が必ずしも移民のリスクを高めるだけではないということ、(2)過去のブラジル日本移民研究の知見の今日的な側面を明らかにした。 本研究での知見は、2018年9月に開催された教育社会学会(70回大会)において「日系ブラジル人のデカセギはなぜ続くのか-世代間生活史の分析から-」と題して発表を行った。また、研究の一部を、『移民から教育と社会を考えるー子どもたちをとりまくグローバル時代の課題』(2019年刊行)において分担執筆という形で発表した。
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