研究課題/領域番号 |
16K17428
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
小野寺 香 奈良女子大学, アドミッションセンター, 准教授 (60708353)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 中国 / 中等教育 / 教員 / 教員評価 / 国際化 / グローバル |
研究成果の概要 |
本研究ではグローバル社会で教員に求められる資質・能力について、中国の高等学校で実施される教員評価制度の分析をとおして考察を行う。教員評価制度は教育課程改革が目指す「素質教育」の理念に沿って生徒の試験成績や進学率を評価規準として過度に重視せず、評価者としては同僚が中心とされている。また、教員に必要な能力として研究能力に関するものも強調されており、評価規準に研究論文数や科学研究費の採択等が含まれ、その能力向上が期待されている。教員評価制度は職階制度と連動しており、教員同士の競争によって能力を向上させることを狙いとしているが、一方で求められる同僚性の構築との共存が課題となると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル社会の進展にともない、学校教育によって育成すべき児童生徒の資質能力が検討されてきているが、同時に教員に求められる資質・能力についても重要課題として検討が進められてきた。グローバル社会の進展を前提とした教育実践を行うため、教員自身がグローバル化へ対応するための資質・能力を身に付ける必要性があると考えられるためである。本研究は、中国の高等学校で実施される教員評価制度の評価規準を考察することで、求められる資質能力を明らかにし、日本への示唆を得ることを目指すものである。
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