研究課題/領域番号 |
16K17437
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 山梨大学 (2020) 新潟大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
清水 文博 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40747953)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 字形 / 学習者 / 書字規範 / 教科書体 / 手書き文字 / 小学書方手本 / 小学国語読本 / 大正期から昭和初期 / 字形訂正 / 文部省習字講習会 / 比田井天来 / 書写書道教育 / 水戸部寅松 / 間架結構 / 範書 / 楷書 / 仮名 / 古筆 / 高塚竹堂 / 康煕字典体 / 書写体 / 筆写体 / 書方コンクール / 書方 / 習字 / 国定教科書 / 鈴木翠軒 / 教育学 / 国語科書写 |
研究成果の概要 |
本研究は大正期から昭和初期の書字学習の実際について字形指導を中心に検討した。この時期の書字学習は新教育運動や同時期に起こった毛筆書方廃止運動、漢字政策の動向、書道振興等の影響を受けたものであることを提示した。そして昭和初期における学習者の手書き文字の規範となった、第四期国定国語教科書である『小学国語読本』の教科書体や『小学書方手本』の手書き文字規範との関係性やその変容を解明した。また教科書作成の経緯や字形指導に尽力した人物について、さらに半紙綴りや書方コンクールの開催の考察を通して字形と学習者の主体性の実態を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昭和初期、国語書方教科書の毛筆の手書き文字の規範の書風が変化し、初唐の楷書に範が求められた。同時期、国語読本の本文には組み換えがきく教科書体活字が作成された。この時期に採用されていた字形や字形指導の考え方は戦後も色濃く受け継がれており、その意味において今日の書字学習の土台が作られたといってよい。また、教科書は学習者の主体性を重視した新教育運動の影響を受けている。本研究は大正期から昭和初期の字形指導を多角的に考察することにより、学習者の主体性を重視する今日の書字学習を構築するための基礎研究であり、これからの書字学習の方法論や学習の基盤となる字形規範の開発につながるものである。
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