研究課題/領域番号 |
16K17438
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
若山 育代 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (90553115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 保育専攻学生 / 個人差 / 部分担任指導計画 / 指導計画作成力 / 向上 |
研究成果の概要 |
保育者養成段階において指導計画作成力の育成を図ることが求められているが,個人差に応じた指導がなされていないことが課題であった。そこで,本研究では学生の個人差の認知的側面として指導計画の文字数を設定し,情意的側面として計画作成に対して感じる困難を設定した。結果,熟達した読み手を想定した場合,多い文字数で計画を作成する学生は保育援助や技術に関して困難を感じ,一方,読み手を想定しない場合,多い文字数で計画を作成した学生は,日本語表現に関する困難を感じやすいことがわかった。このことから個人差に加え,計画を作成する状況に応じて指導を工夫する必要があることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育専攻学生の中でも特に文字を多く書いて指導計画を作成しようとする学生は,熟達者を読み手として想定して指導計画を立案するときに,保育援助・技術に困難を感じていた。このように困難を感じるということは,その点に目を向け,熟考しているともいえる。そのように考えれば,文字を多く書くタイプの学生には,保育援助・技術について重点的に考えさせるために,熟達者を読み手として想定させて指導計画を立案させる指導展開が可能である。このように,本研究の成果は学生の個人差と状況,教授法を組み合わせて学生の目線に立った指導計画作成指導を展開することへとつながる。
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